今回は、家庭の勉強机で使うような、安いキャスター付き椅子の座面の布の交換方法です。
↑ 張り替え後 ↓ 張り替え前
僕の部屋のキャスター付き椅子は、長年使ってるので、座面の布が汚れでカピカピになってしまいました。(汚い写真でごめんなさい! )
‥でもこの布、洗濯も出来ないし、どこの家庭も、普通は汚れて行くままだと思います。
ちなみに僕は
仕事でも、シートの張り替えは時々頼まれます。
タッカー(巨大ホチキス)の針をペンチやドライバーで抜いて、布を剥がし、再びガンタッカーで新しい布をバチンバチンと止めて仕上げて行きます。
正直、時間もかかるし、面倒くさい作業です。
(最初は手の皮が剥けたり、針を刺して血が出たり‥。難儀しました。)
‥でも、ふと今回、とっても簡単な技を思いついたので、公開しておきますね。
僕のアイデアは、とってもシンプル。
必要な材料は、太い針とタコ糸、そして好みの生地です。
今回は全て100均で入手しました。 座面と背もたれの布×2、料理用のタコ糸、針セットで、合計400円です。
針は、左側のカーペット針を使用しています。(針通し必要)
作業工程は、椅子をくるむように布を配置して、タコ糸で外周を、並縫いで縫っていくだけ。
古い椅子だと、中のスポンジが劣化して、ぽろぽろ崩れることがあるので、あえて古い生地を剥がさない方が良いでしょう。
その場合、元の布を、まとめて縫ってしまわないよう、新しい布は垂直に立てて針を入れます。
(後日追記:被せた布がズレてくる場合が有るので、何箇所か下の布ごと縫った方が良さそうです)
ちくたく、1センチ幅程度の並縫いで進めていきます。
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写真:新しい布を持ち上げて、針を入れます。
一周、縫い終わったら、全体に糸を引っぱって布を絞って行くと、簡単に新しい布が固定されます。
写真は背もたれ部分。
元の布を剥がして張り替えましたが、劣化してボロボロになったスポンジのカスが散って、汚かったです。 やはり無理して剥がさない方が良いかと‥。
並縫い一周が終わったら、不要な部分の布を切り取ったら、完成です。
今回の椅子は、背面をプラスチックのカバーで押さえるタイプなので、かがり縫いは要りません!
というわけで、ミシンを使ったり、わざわざゴムの通り道を作る手間も有りませんし、椅子の形状に布を切り分ける必要も無し。
布をかぶせて、ちくたく適当に並縫いすれば、すぐ完成! 取り外しもタコ糸を切るだけ。
簡単に、好きな生地の椅子に着せ替えOKです。 (新品のうちにカバーするのがお勧め)
夏と冬で、部屋のイメージに合った椅子に着替えるのも、良いかもですね!