ステップワゴンRGの荷台に、棚を作る (溶接)

IGU

2014年02月16日 21:50

補修屋のお仕事用に、作業車両として買った、HONDAステップワゴンRG。

今回は、取り外した3列目シートの跡に、荷台の棚を取り付けてみました。

荷室を立体的に使うことで、積める荷物の量は倍増します。

⇐ 3列目シートを外したステップワゴンRGと、棚のシミュレーション。 荷室はかなり広いです。


僕は補修屋をしているので、ペンキやパテをはじめ、様々な素材や工具を車に積んで移動しています。
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それら多くの荷物を収納するために、今回の棚作りは、溶接でフレームを作ってみることにしました。
鉄製の骨組みに、ランバーコア(コアベニア)の板を載せる、安くてシンプル・頑丈な構造です。


ところで僕は昔、仕事でガス溶接もやってましたが、電気溶接は、実は初心者。

作業場を借りた工房の友人に相談してみると‥。

「じゃ、余った溶接棒をあげるから、どんどん練習したらいい。うまくなるには、とにかく距離をこなす事だよ」と、数十本の溶接棒の束を出して来てくれました。


左:鉄材をカット。 / 中:部品を並べて溶接の準備。 / 右:溶接の練習風景。

溶接の基本や機材の使い方、穴が空いた時の対処方法等を教わって、何メートルか、練習。
その後、おもむろに本番です。

しばらくの間、適当な鉄材で僕が遊んでいる間、友人が勝手にジグゾーで床板を制作開始w。
この人も、作るのが大好きな性格なんです。


友人が作ってくれた床板。 精密な造作!


何気に収まってるけど、完成度というか、精密さがスゴ過ぎ! (ヤバッ!!)  ありがとう!!

自分も、たいがい器用だと思っているけど、本当に器用な人は、世の中に大勢います。
たぶん性格の問題もあって、こういう丁寧な仕事は、僕には難しかったりしてw。
(僕は「色彩」に特化したタイプです)


そんでもって、僕の溶接体験の話の続き。

専用の遮光カバーの付いた面を通して見ていると、鉄が溶けて流れ落ちているのが見えます。
なんという高温・高エネルギー。 溶接、恐るべし!

何メートルか練習してみて、つかんだコツ。
それは、溶接棒の鉄が溶け、母材に落ちて行くスピードを、手を動かす早さで、調節するような感じ。
母材に溶接棒を当てる圧力を一定にしながら、徐々に移動していきます。
もうほんとに、手先の微妙な感覚の世界。

これが、慣れると無意識に出来るっていうのだから、人間こそ恐るべしですね。


あちこち、穴が開いたのを埋めたり、同じ箇所を溶接しなおしたり、いびつな溶接ですが、まぁ強度は十分でしょう。
見た目は、サンダーで削ってペンキを塗れば分からないしw。

棚板にするランバーコアは、工房で余っていた、片面にメラミン化粧板を圧着した素材を、切り出してもらって制作しました。


S-MXの頃は、後部座席まで荷物でいっぱいで、運転席のシートをリクライニングできませんでしたが、ステップワゴンは、さすが7人(8人)乗りのスペース。

2列目シートはそのままで、かなりの荷物が積めちゃいました。

⇐ 左:以前、乗っていたS-MX。 荷室は奥行き50センチ程度。後部座席にも荷物満載‥。 / ⇓ ステップワゴンの収納状況。



コンテナが、一段に5~6個積めます! 上下で10個以上!! これで、2列めシートは、人が乗れる状態です。



今後、もう少し荷物を整理して、片付ける予定ですが、現状の写真を張っておきます。

職人に人気のハイエースもいいけど(昔、遊び車で2台乗りつぶしました)、ステップワゴンも作業車両に向いてますねー!


 

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