職人の仕事に、怪我は付き物です。
ほんの少し注意が足りなかったばかりに‥。 一瞬で事故は起こります。
今日は、別ブログ「
なおす人」で紹介している補修屋の作業中、自分の手を少しだけ切ってしまいました。 (⇐
見たい人のみ、クリックで拡大)
使っていた工具は、回転調節式のベビーサンダー(ディスクグラインダー)と、丸ノコの刃のようなチップソー。
▲通常使用する、ベビーサンダー用の100mmディスクこのサンダーは危険なので、通常はトゲトゲの刃が付いてない、砥石のようなカッターやヤスリを使用します。
それでも高速回転の摩擦エネルギーにより、鉄板や石材などもカンタンに切れる、とっても便利な工具です。
⇒
鉄板の切り方! (2mm厚 コンテナ鉄板)
今回はこれに、窯業系用のチップソーを取り付けていました。
ベビーサンダーには、丸ノコのような刃の自動カバーも付いてないし、回転数も高いので、ノコ刃を付けるような使い方はとても危険です。 (回転調整式でないと、丸ノコの倍くらいの高回転になりますし‥)
絶対に、絶対に真似しないで下さいね!
でも、補修屋の僕は、細かい場所での作業が多いので、こういう機械が無いと仕事にならないというのが、使用している言い訳。
‥危険な分、とっても便利では有ります。
注:後日、同じようにノコ刃を付けて怪我をされた方からコメントを頂きました。 その方は手のスジを切る大怪我をされたとの事です。 本当に危険な使い方ですので、行わないで下さい。
左:ノコ刃を付けたベビーサンダーで奥まった壁をカット。
/ 上:たとえば、モール部分だけを削るのも、この工具があればカンタン‥。
今回は奥まったカウンターの奥を削り広げる作業中でした。
3,000回転くらいの低速で切削していて、向きを変えようとスイッチを切った後、うっかり刃が左手に触れてしまったという状況。
左:片手で始動・停止ができるタイプのベビーサンダー。これじゃ無きゃ、ヤバかった‥。
/ 上:釘でチップが数個、欠けて飛んでました。 これもゴーグルをしていないと、失明の危険が有ります‥。
怪我をした時は、刃が惰性で回っているだけだったので指は落とさずに済みましたが、バチンと手を弾かれました。
アドレナリンのせいか、血は、ほとんど出てません。
近くにいたスタッフが気付き、絆創膏を持ってきてくれたので、そのまま作業を続行。
この程度の怪我は、実は、慣れているというのも有ります‥。
という訳で、たいした怪我ではなく済みましたが、一歩間違えればあわや‥。 という、ヒヤリハット。
このブログを見ている人は、職人さんも多いと思うので、改めての警鐘として記事にしておきますね。
なお、以前にも、DIYの危険性について、記事をまとめてあります。
合わせてご一読頂ければ幸いです。
⇒
DIYの危険回避、その1
⇒
DIYの危険回避、その2
ほんと、お互いに、気をつけましょうね!!
PS:複雑な気持ちになるので、「いいね」ボタンはアレでお願いします(笑)。