ちょっとしたカードをラミネートしたくて、実験してみました。
ラミネート加工は、通常「ラミネーター」と呼ばれる専用装置を使って、熱を加えて圧着します。
2,000円~ 程度の安い機械だけど、僕は持ってません。
たまにしか使わないし、邪魔になりそうだし‥。
で、アイロンの熱でパウチできないか、ラミネートフィルムを買ってきて、いざ、テスト開始!
◆用意したもの
ラミネートいくつか種類があるようだけど、一般的な100ミクロンタイプを購入。アイロン自分がいつも使っているもの。(一人暮らしだと必須です)アイロン台下に敷いたのは、Amazonの箱にいつも入っているダンボール。
(これ、自宅で焼いたピザを切る時の、まな板代わりにも重宝してます。 笑)クッキングシート 物がくっつかないし、耐熱性が高いです。
▲左プリンターでA4出力&2分割。 / 右:ラミネートシート。 最初は乳白色です。
ラミネートするカードは、A5サイズの、小さなもの。
職人のお仕事で車を停める時用の、連絡先を書いた紙片です。
僕は誰で何者か、車が邪魔だったらすぐどかします! というメッセージ。
もちろん、明らかに駐禁の場所には停めませんけど、住宅地とか‥。
ワードで見やすく作って、激安プリンターで出力しておきます。
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レーザープリンターPR-L5600Cを買っちゃった(共有 ネットワーク)
◆アイロン・ラミネートのポイントとコツ
調べてみると、ラミネートの機械は、100℃程度の熱でフィルムを圧着しているようです。
これはアイロンだと、一番低温にした状態が近いみたい(
アイロンの低温:80~120℃)。
アイロンのスイッチを入れて数分待ってから、ラミネート内の空気を押し出すように、滑らせて行きます。
以下、写真で。
▲左:まず、油温計の精度を、100℃のお湯でチェック。 / 右:アイロンの温度を測定‥。
最初、100℃ちょうどにしようと思って、温度計で測ってみましたが、先端が丸くてアイロンに密着しないので精度が出ません。 温度については試行錯誤でベストなダイヤル位置を探したほうが早そうです。
▲左:ラミネートシートをかぶせます。 / 右:その上から、クッキングシートで表面を保護。
▲左:まんべんなく、低温のアイロンを当てていきます。 / 右:試しに中温まで温度を上げると、小さな気泡がたくさん現れ、一部はポコッと膨らんでしまいました。
アイロンでラミネートするコツは、とにかく適温で当てる事のようです。
温度が低すぎれば、シートの乳白色が透明にならないので判ります。
逆に温度が高いと気泡が入り、やがてそれが膨らんでいきます。
また、下の図のように、中心を先に当ててから、端部にアイロンを広げて当てていく感じだと、シワが入りにくいようです。
▲完成した駐車カード。 シンプルなものですが、通報される危険は、多少減るようです。
なお、今回は下敷きにダンボールを使いましたが、それだと少しフカフカするし、熱が下の台に伝わってしまいます。(机がちょっとフヤケた‥)
電話帳や雑誌など、硬くて厚手の物の方が良さそうです。
というわけで、家庭にあるアイロンで、小さなカードならラミネート加工できる事が判りました。
ちょっとした小物をパウチしたい時、試す価値アリです。