今日の工作。というわけでもないのですが、久しぶりに半田ごてを握ってみました。
題材は、壊れたFMトランスミッター
※。
意外とカンタンに、修理成功です。
※ウォークマンやiPhone等の音楽を、FM電波に乗せて送信する装置。FMラジオのスピーカーから再生できます。
症状は、周波数の調整はできるものの、FMラジオから音が出ないという状況。
チューニングを合わせると、サーッというFM特有のノイズがフッと消える所を見ると、電波は出ているみたい。
‥とすると、内部の接触不良かな?
早速、分解。
内部は、チップパーツで構成され、故障しそうな箇所は無さそうです。
となると、ケーブルかな?
あちこち触ると、3.5mmジャック近くを曲げた瞬間、FMラジオから、かすかに音が出ました!
これだ!!
▲左:3.5mmジャックを切り開いてみると‥ / 右:内部の銅線が腐食していました。
ケーブルを切り開いて確認すると、銅線の中が腐食し、緑青(銅のサビ)を吹いてて、引っ張ると切れてしまいました。
バイクを改造していた頃、この現象はよく見かけました。
ウインカーやライト周りの配線が、こんなふうに腐って、点灯不良になった事が何度もあります。 そんな時、銅線は毎回、油を塗ったようにベトベトしていたっけ‥。
▲左:4センチほど切ると、腐食してない部分が出ました。 / 中:適当なケーブルを用意 / 右:基板にハンダ付け。
とりあえず、錆びた箇所を切り詰め、半田付けすると、ちゃんと音が出るようになりました。 せっかくなので、少し長めのケーブル(50cm → 1.2メートル)に付け替えて、完成!
▲周波数を合わせると、FMラジオからiPhoneの音楽が流れます。
写真はPCラジオ。→ USBでFMラジオ サンコ-USB FM RADIO レビュー
ちなみに、このFMトランスミッター、ジョギングの最中、道端の植え込みで発見したものです(笑)。
3キロほどのジョギングの行きに見つけ、帰りに拾って来ました。(使えないから、窓から投げられたのかな?)
拾う僕も、いい年してアレな気もするけど、モノに罪は無いですしね。
というわけで、期せずして、iPhoneのライブラリーを、車載コンポで聴けるようになりました。
電子機器は、故障するとお手上げな感が有りますが、心臓部の電子パーツはそうそう壊れたりはしません。
だいたい、配線やスイッチ等、人が触る箇所に故障の原因が有ることが多いので、ダメもとで試しに分解してみると、意外と治せる事があるんです。
そういえば、中学生のころ、近くに電卓の研究所があって、試作品のジャンクがたくさん捨ててありました。(不思議なボタンのたくさん付いたヤツとか)
子供の僕は拾ってきては、切れた配線をつないだり、何台かを組み合わせて再生し、友達にあげてましたっけ‥。
ん? 僕って子供の頃から、アレだったのかな(笑)。