2011年11月03日
32W 撮影用蛍光灯(色評価)

調色のお仕事をする際に使えそうな、良い照明が無いか、ずっと探しています。
→ 僕のお仕事サイト、その2:沖縄リペア

→ 写真:自作の高演色作業灯(作り方)。

写真機材を扱うネットショップ。 ライトグラフィカさんの蛍光灯(一個1,200円×2)です。
電球型蛍光灯なので、普通の作業灯の電球と取り替えて使えれば、とてもお手軽。
明るさも、蛍光灯で32Wというと、白熱球の150W程度でしょうか‥。
届いてから、どこかで見たことのあるパッケージだなぁ。 と、道具箱を探してみると、まったく同じ蛍光灯を発見。
近所のホームセンターで買った、作業灯の交換球‥orz。 ガレージとかを照らす照明用の灯りです。
最近のカメラは蛍光灯モードでもキレイに写るから、こうして一般の電球型蛍光灯を「撮影用」として販売しても、気にする人はいないのかな? なんだか腑に落ちない気持ちですが‥。
まぁ、問題は、演色性。 色の見え方は、どうでしょう?
こういう場合、カンタンに色のスペクトルを見る方法があります。
それが、簡易分光器。
過去に作り方を書いてありますので、興味ある方は参考に
→ 簡単-分光器の作り方(色の道 正しい「光」を求めて! Ⅱ)
→ 撮影用-分光器の作り方(色の道 正しい「光」を求めて! Ⅲ)
今回の撮影用蛍光灯は、パルック蛍光灯より青の広がりが大きいようですが、肝心の赤系は変わらないみたい‥。

▲各蛍光灯の(簡易)スペクトルの比較写真。
高性能な最近のカメラなら、キレイに写るのかもしれませんが、ベージュやブラウン系の色を人間の目で調色するには、適当では無いかなぁ‥。 (茶色は、赤+黄+黒+白。暗い赤に黄色が入った感じです)
えっと、この蛍光灯をディスってる訳じゃなく、僕の使い方には合わなそうだと言うことで‥。
‥灯りって、なかなか難しいですねー。
PS:照明の性質による見え方の違いについて、まとめた記事
→ 高演色性の蛍光灯で、見え方はどう違うのか? (色の道Ⅶ)
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