2011年11月13日
電球型用インバータで直管蛍光灯をドライブ FPL27編

今回は、市販の高演色蛍光灯を、手軽にドライブするためのインバータの実験、その2です。

結果は、8Wの直管形蛍光灯と、60W型の電球型蛍光灯の回路が、相性良さそう。という内容でした。
→ 電球型用インバーターで直管型蛍光灯を点灯(色の道~ Ⅴ)

今回は、FPL27というコンパクトタイプの蛍光灯を、電球型インバータで点灯する実験を行ってみました。
素材は、32W型の電球型蛍光灯。
写真撮影用として売られているのをネットで取り寄せたのですが、思ったほどの性能が無いので、高演色蛍光灯「三菱 FPL27ANX」(演色評価数Ra=95)と組み合わせられないか? と思ったのが実験のキッカケです。
→ 32W 撮影用蛍光灯(色評価)
32W、電球型蛍光灯の分解


▲左:ペンチでケースを割っていきます。 / 右:蛍光灯からの配線を巻きほぐします。(ハンダできない材質なので、巻いてあるだけ)
見たところ、筐体のプラスチックが薄いので、カッターで切れ目を入れて、ペンチで剥いてみました。
中の配線を切らないよう、注意深く‥。
中のインバータは、高出力の割には、シンプルな作りです。
インバータを結線・点灯

100Vのコードを繋いで、ミスが無いか十分に確認したら、スイッチオン!
瞬時に点灯して、明るさもバッチリです。

32W電球型インバータと、通常インバータの比較

これと、高演色ランプの「FPL27ANX
→ 参考記事 大理石のシンク、鉄筋爆裂痕の補修。
写真の上側は、卓上ランプを分解して、インバーター部を露出させたもの。
下側は、今回実験している、電球型蛍光灯のインバーターです。

数値データの比較は、以下の通りです。
◆消費電力
電球インバータ: 23 ワット(100V 0.43A / 44VA)
通常インバータ: 22 ワット(100V 0.36A / 37VA)

共に102ルクス(1メートルの距離 水平方向 点灯5分後)
※使用ツール
ワットチェッカー / 簡易照度計
結論
現在、テストのため連続点灯していますが、過熱・異臭もなく、出力も安定しています。
データを見るかぎり、通常インバーターに比べて効率が落ちるようですが、明るさ自体は同等。
放熱などの条件が大幅に変わらない限り、DIYレベルでは互換可能と言って良いかと思います。
これなら、高演色蛍光灯「FPL27ANX」と、電球型32Wインバータの組み合わせで、超小型・高出力の調色用・作業ランプが作れそうです。
→ 参考記事:以前作った高演色作業灯
次回は、ランプ製作のお話など‥。
⇒ 電球型・高演色蛍光灯を作っちゃった! (演色評価数Ra=95)
注:一応書いておきますが、高電圧を扱う今回の実験は、危険を伴うため、それなりのスキルが必要です。 ブログに書いてあるからと、安易に真似しないようにです。
この記事へのコメント
おひさしぶりです。
かなりマニアックに改造ほどこしてますね。
水場の作業とかにはちょいと危険じゃないかと思っちゃったりします。
( ´∀` )
かなりマニアックに改造ほどこしてますね。
水場の作業とかにはちょいと危険じゃないかと思っちゃったりします。
( ´∀` )
Posted by ばば
at 2011年11月15日 11:44

今回のは、点灯実験です。
本番では対策しますよー。
本番では対策しますよー。
Posted by IGU
at 2011年11月15日 12:13

ダイソーで売っている100円電球型蛍光灯も同じ事出来れば
手軽に出来そうですね
手軽に出来そうですね
Posted by kiyo at 2011年11月28日 07:37
ダイソーの電球型蛍光灯のインバータは、出力的に8Wの蛍光灯と組み合わせるのが良さそうです。 → http://making.ti-da.net/e2690079.html
最近、ホームセンターに行ったら、もっと強力な電球型蛍光灯が売ってました。
あぁ、実験してみたいなぁ(笑)。
最近、ホームセンターに行ったら、もっと強力な電球型蛍光灯が売ってました。
あぁ、実験してみたいなぁ(笑)。
Posted by IGU
at 2011年11月30日 20:23

蛍光灯を取り付けずに、開放したらインバータが壊れない?
Posted by HB101 at 2012年01月09日 07:56
実験してないです。
電球型蛍光灯の基板は、内蔵が前提の回路なので、そのへんの安全装置が付いているかどうか‥。
電球型蛍光灯の基板は、内蔵が前提の回路なので、そのへんの安全装置が付いているかどうか‥。
Posted by IGU
at 2012年01月09日 17:44

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。