2012年06月30日
UV塗料の実験! (格安の紫外線照射器編)

▲UV塗料を塗った検体を、ネイル用の紫外線照射器で硬化させています。
僕は普段、工作やお仕事に、様々な塗料を使い分けていますが、最近気になっているのがUV塗料。
塗装を極めて行くと、やがて行き着く素材のような気がします。
特徴は、表面硬度が高く、紫外線を当てると即・硬化。 しかも完全硬化まで、秒単位です。
逆に言うと紫外線を当てなければ硬化しないので、何度でもやり直しが効く利点もあり、女性のネイルアート等にも使われている塗料なのだとか。
前からとても気になっていたのですが、問題は紫外線の発生装置。
通常のキセノンランプを使った照射器では、価格が高く(一基・数十万単位)、気軽には導入できません。

→ UVライト 36W ジェルネイル用
さっそく、通販でUV塗料とネイル用の紫外線照射器を取り寄せ、いざ実験!


結果は、バッチリです。
ドブ漬けしたドライバーの柄が、数分でカッチカチ!

それでも今回の塗料で何回か試すと、約6分~10分程度で、完全硬化させられる事が判りました。
キセノンの数秒には及びませんが、実用レベルと言えそうです。
問題は、塗料の食いつきの悪さと肉痩せ。
シンナー等の溶剤を使わない状態でも、硬化時にかなり肉痩せがあるようです。また、前に実験した紫外線パテもそうですが、いまいち母材への食いつきが悪いみたい‥。
実験に使ったドライバーは凹部分が剥離し、爪で擦ると全部剥がれてしまいました。
注:エアガン等で薄塗りすれば、肉痩せの問題は出ないかも‥。 また、今回のドライバーの材質も影響していると思います。
それにしても、短時間で硬化してくれるのは、各種工作や補修には相当な強み。
どのような使い方をすればトラブル無く使えるか、しばらく実験を繰り返してみる予定です‥。
Posted by IGU at 21:26│Comments(0)
│工作、いろいろ
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