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2011年08月04日

欲しいかも! HVLPガンとは? (大量・低圧空気のエアガン)

今回は、塗装関連の、かなりマニアックなお話。

天井塗装の作業がなかなかうまく行かず、東京から助っ人が来ました。

アルミサッシ等、建具専門の補修屋さんです。
こういう職業って、一般には想像しにくいけど、けっこう需要が有るようです。

建物のドアや窓は、建築中に大勢の職人が道具を持ったまま開け閉めするので、キズ付きやすい箇所のナンバー1‥。
また、個人宅の玄関ドアなどは、建物の顔なだけに、古くなると建物全体がみすぼらしく見えますが、塗り替えるとイメージが激変します。 ‥そういった需要も、多いみたい。


というわけで、塗装の欠けや剥がれ、金属の擦り傷や凹み・歪みを直す、専門の職人さんがいるんですねー。
今回は、とある会社の、代表の方が来ました。


HVLPガンとは?


欲しいかも! HVLPガンとは? (大量・低圧空気のエアガン)で、その職人さんの持っていたのが、HVLPガン。

HVLPとは、ハイボリューム・ロープレッシャーの略。大量の空気で塗料を包むように吹く、特殊なエアガンです。

写真のガンは、seiwaの製品。

欲しいかも! HVLPガンとは? (大量・低圧空気のエアガン)


特徴は、塗料飛散が少なく(対象への付着率が高い!)、コンプレッサー(正確には、タービン)が小型軽量で音が静かな事が挙げられます。

飛び散りの少ないHVLPガンは、溶剤(シンナー)による空気汚染も少ないため、環境基準の厳しい欧米で、好んで使われているようです。


欲しいかも! HVLPガンとは? (大量・低圧空気のエアガン)欲しいかも! HVLPガンとは? (大量・低圧空気のエアガン)ちなみに、通常のエアガンで塗装する際は、大型のコンプレッサーの準備が必要。

← 写真左:通常のコンプレッサー / 右:HVLP用タービン


コンプレッサーは、バリバリと騒音もすごいですし、吹きつけの際には、大量の塗料ダストも出ます。(対象に付着しなかった塗料は、ホコリのように空気中に拡散し、周辺のあらゆるモノにこびり付きます)

その点、HVLPガンは、低騒音で家庭用電源で使える超小型のコンプレッサー(タービン)でOK!
塗料の飛び散りが少ないので、周囲を汚す心配も低いほか、音が静かで、なにより持ち運びが簡単です。(今回の職人さんは、リュック一個で来てました)

まさに、屋内向けのエアガンなんです。


欲しいかも! HVLPガンとは? (大量・低圧空気のエアガン)欲しいかも! HVLPガンとは? (大量・低圧空気のエアガン)
▲左:通常のガン(デビルビス) / 右:HVLPガン(seiwa)

特性として、塗装表面が梨地(ザラザラ状態)になりやすいとも言われますが、ある程度は吹き方等で克服できるようです。 (今回はメタリック塗料を、ツヤを消して吹いてもらいました)


というわけで、間近で見た、その道のプロのテクニック!


あぁ、HVLPガン。 欲しいかも‥。

またしばらく、ヤフオクをチェックする日が、続きそうです(笑)。

欲しいかも! HVLPガンとは? (大量・低圧空気のエアガン)
▲これだけで、塗装ができるんですよ! 道具のシンプルさに、感激!!






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