2014年06月21日
T10×31mm 高演色LED製 室内灯の自作方法 (自動車用)

ふと思いたって、ステップワゴンの室内灯をLED化してみました。
平均演色評価数(Ra):90の、高演色LEDを使った、色の判別がしやすい明かりです。
⇒ 高演色LED OSWR4356D1A レビュー
今回の自作ランプは、10個400円のLEDと、適当な銅パイプ。そして抵抗10本。
材料代は、ランプ5個で、600円以下です。
ちなみに、近所のホームセンターでは、 T10×31mmのLEDランプが、1個1000円くらい‥。
LEDランプは、以前にも作っていますが、今回はかなり簡略化してみました。
ほんの2~3時間の工作です。
以下写真で。

そしてグラインダーで両端を細く削っておきます。
こういう小物作りは失敗しがちなので、多めに作って、出来の良いものから使うと、効率的です。
ギリギリの個数で作り始めると、失敗する度に、1個のためにまた最初から作りなおしになります。


▲左:メッキ工房で、ニッケルメッキ。 / 右:パイプカッターで銅パイプをカット。
ランプ両端の電極には、8ミリの銅パイプを、短く切って使用。
銅パイプのカットは、パイプカッターを使いました。 ダイソーで400円で売っている工具です。
(銅パイプは、大判カッターでコロコロしても切れます)
僕は自宅でメッキできる「めっき工房」を持っているので、銅パイプにニッケルメッキしておきました。
⇒ 自宅で簡単メッキ! めっき工房を使ってみたレビュー
銅のままでも大丈夫ですし、錆びるのが気になるなら、紙やすりで磨いてハンダメッキという手も有ります。

ちなみに、T10 ソケットは、直径8.4mmなので、わずかに銅パイプの方が細いです。
テンションがかかるので、車に実際に組み込んでみても、特に問題は有りません。


▲左:電極に抵抗を2本づつハンダ付け。 / 右:LEDのリード線を、電極にハンダ付け。
作業を簡略化するため、金具の内側ではなく、外側にリード線を出して、ハンダ付けします。
今回のLEDは8.5Vタイプなので、300Ωの抵抗を準備しました。

次に、穴を開けたアクリル板にLEDを瞬間接着剤で取り付け、同じくリード線を金具にハンダ付け。
両方を合体させると、T10型電球もどきになるというわけ。 簡単!!
←写真:自作LED室内灯の、表裏の様子。 配線は、とってもシンプルです。

▲完成したT10型高演色LED電球。
あとは絶縁と固定のために、エポキシパテなどでスキマを埋めていきます。
今回は、オリジナルの透明パテを使って仕上げました。

明るさはノーマルと同じ程度ですが、LEDは明るく眩しく感じられます。 (今回の自作ランプは32ルーメン)
ちなみに、電球とLEDの明るさの違い、高演色の見え方の違いは、以前に別なエントリーで書いてます。
そちらも合わせて見て頂けると、参考になるかと思います。
⇒ 自動車用、高演色LEDマップランプを自作してみた!
この記事へのコメント
はじめまして。私もステップワゴンRGを最近中古車で購入しました。
室内灯の球、自分にも安くで譲ってくれないですか?
室内灯の球、自分にも安くで譲ってくれないですか?
Posted by マサアキ at 2015年05月15日 19:19
手作りの一品物は、トラブルやクレームなどを考えたら、とても「安く譲る」なんて無理過ぎです。
細かく作り方を書いてあるので、自分で試して下さい。
細かく作り方を書いてあるので、自分で試して下さい。
Posted by IGU
at 2015年05月15日 19:47

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。