電動工具(研磨機)のメンテナンス。

IGU

2012年05月02日 19:02



ちょっとマニアックな話。

僕が愛用している石材用研磨機(ハンドポリッシャー)から、最近、異音がするようになりました。
全体的に音が大きくなり、時々ガシュッ! キンッ!!  っと、砕けそうな音さえします。

ヤバイ‥。


注:僕は補修屋と、WEB屋を、掛け持ちしています。)

とりあえずは、工具を分解です。
‥普段、バラして壊しちゃう事も多いので(笑)、分解はなるべく自重してますが、今回は別。

開けると、男心をくすぐる、頑丈そうなギヤ達の登場です。


▲左:回転が低いところは、グリスが詰まっています。 / 右:モーターシャフトのギヤ。グリスが切れてました。

原因は、開けて見たら、すぐに判りました。

モーター出力軸のギヤの油膜が切れて、鉄が削れています。
普通はグリスにまみれているハズが、黒い粉が出て来る状態‥。


▲左:グリスアップ。 / 右:ついでに、接触の悪かった配線を、ハンダ付けで修理。

きっと、このモーター軸の部分は回転が早いので、グリスが切れてしまったのでしょう。
それによって、ギヤの間に微小なスキマが出来、バックラッシュ(回転ムラで金属がぶつかること)が発生したのかと‥。

‥グリスの役割って、大きいですね。
とりあえず、他のギヤからグリスをすくい取り、シャフトに盛りつけておきます。
回転具合を確かめ、元通りに再組立てて、メンテナンスの完了です。


サンワの研磨機「キララ」。 7万ほどします。 個人で持っている職人は、少ないんじゃないかな。



さっそく実戦で使ってみると、音の静かな事!! に、ビックリです。

工具の整備ってのも、時々は必要なのだなぁ。
と、強く思った次第です‥。

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