簡単、自宅で錫(スズ)メッキ。 ★サンポールメッキ:5
錫メッキは、身近な場所では缶詰の内側に使われています。 毒性が少なく、比較的安全な金属。
また、電子部品の端子なども、錫メッキが使われている場所。
理由は、ハンダの乗りを良くするため。 (ジャンパー用の、錫メッキ線とかもそうですね)
性質はとても柔らかく、
融点が低い(合金にすると顕著)特徴があります。
この、錫(スズ)という金属は、電子部品を売っている店などで手に入ります。 例:
秋月電子 /
Amazon
ハンダ付け用の材料で「鉛フリーはんだ」と書いてあるやつが、純度99%の錫。
(一般的なはんだは、錫と鉛の合金)
前回までの4回の連載。 銅と亜鉛のメッキをして来たノウハウで、今回のサンポールめっきは、簡単に成功しました。
1,
サンポールメッキの準備/予備実験
2,
廃液処理についての考察
3,
銅めっき編
4,
亜鉛めっき編
5,錫(スズ)めっき編
6,ニッケルめっき編
7,サンポールメッキのまとめ
鉛フリーはんだを、30センチほど折りたたんで、プラス側の電極に吊るします。
マイナス側には、メッキをかけたい金属を下げます。
例によって、5倍希釈のトイレ洗剤の液中で、泡の出方を見ながら150mAの電流で3時間ほど。
ちょっとカスが付いてましたが、洗ったら取れました。
特に磨かなくても、洗っただけでピカピカしています。
←
写真:はんだは線が細いので、スグに痩せていきます。 中にヤニが入っているので、ある程度細くなったら破棄。
▲
完成。 光の具合で、半分が曇って見えるけど、全体に輝いています。
種類を変えて、鉄板や銅板、先に実験した亜鉛板などで実験してみましたが、どれも素直にメッキが乗ります。
錫メッキ、簡単!
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