単純な好奇心から、自分の車を使って、閉めきった自動車内の温度を測ってみました。
現在、沖縄は梅雨も開け、夏本番。
週間予報は、この先一週間、晴れ!
32~33℃の最高気温が続くと告げています。
画像:iGoogle用ガジェットを使用 → 沖縄市の天気
閉めきった車内の温度の実測値
晴れた日に、数日測った結果は、次の通り。
ダッシュボード上グローブボックス内足元(サイドブレーキ付近)日付
55℃34℃33℃(6/22)
57℃34℃33℃(6/29)
63℃34℃34℃(7/1)
68℃39℃36℃(7/2)
温度計は、熱帯魚を飼っていた時の物を使用。
店頭で同じ温度を表示しているものを、5本ほどまとめ買いしてあります。
← 写真:メジャー部分をコピペして加工。 破裂に備え、袋に入れてあります。
正確さはアレだけど、ダッシュボードの温度はヤバいですね。
こんなに上がるものなんだ!
グラフの他に、ヘッドレスト部分の温度も測ってみたら、人の頭部付近の高さで40~50℃程度でした。 でも、体感では、サウナのように、もっと熱く感じます。
注:今回の実験では、遮る物の無い屋外に、車を4時間ほど停め、お昼前後に計測しています。
缶スプレーの事故について
今回のネタ。そして温度計を使った調査‥。
実は、このブログを読んで頂いた方の、とあるコメントがキッカケです。
車中に殺虫剤って平気ですか?車内で爆発でも起こしたら・・・ガクブル
(文中で、自動車内に殺虫剤の話を書いてました →
沖縄の、怖い話! 自動車運転編!!)
ご指摘を頂き、改めて缶スプレー(殺虫剤)の但し書きを見ると、「
温度が40℃以上になるところに置かないこと」とあります。
実際、高温になると、缶スプレーは簡単に爆発するようで、ネットを検索すると
事故の話がたくさん出てきます。
気温35℃以上の猛暑日の続く本土では、40℃など、簡単に超えてしまいそうですね。
ブログとは言え、危険な行為を紹介する内容は良く有りません。反省!
でも、実際。 まわりで缶スプレーが破裂した話って、ほとんど聞かないんだよなぁ。
僕自身、自分の車に数年間、殺虫剤の缶スプレーを常備していました。
で、ゴキブリや蚊が出るたびに使っていて、その便利さに感心していたんです。
沖縄の夏の最高気温は、32~34℃
実験は、なぜ、そんな危険な缶スプレーを、暑い沖縄で車内に何年も放置して、大丈夫だったんだろう? 実際、どの程度、僕は危険な行為を知らずにしていたのか? という好奇心と疑問から試したものです。
結果は、僕が殺虫剤を置いていた車内の足元付近は、33~36℃程度で、実際はそれほどの危険は無かったようです。(だいたい、外気温+数度程度の温度でした)
密閉状態でこれですから、窓を少し開けていれば、温度はもっと低いでしょう。(この島では、常に風が吹いています)
沖縄は海に囲まれており、最高気温は32~34℃と、あまり高くないので、大丈夫だったと考えられます。(そのかわり、朝から夕方まで、等しく暑いのですが‥)
今回の結果、閉めきった自動車内では、直射日光が差し込む箇所では、温度が簡単に60℃を超える事がわかりました。 また、上の空間ほど、温度が高いようです。
グロープボックス内も40℃を超える恐れがあるので、中に入れていたスプレー類(ガラスの撥水剤や、ミラーが曇らないスプレー)を別の場所に移しました。
逆に、足元付近は、密閉状態でもそれほど温度は上がりません。
生鮮食品を買い物した時は、座席ではなく、足元に置いておくと、別な店で買い物している間も、温度が上がりにくいかと思います。
← 写真:足元に置いたお弁当BOX、保冷剤入り。 炎天下4時間で24℃。
というわけで、実験の結果にホッとするとともに、ブログっていうか、情報を発信するって難しいなぁ。
そんな事を考えた、とある夏の夜なのでした。
PS:個人的には、自己責任で、一度撤収した缶スプレーを車内に戻しました。
でも、やっぱり人には勧められないよなぁ‥。