沖縄・夏の車内の温度 (自動車の防虫を考える、その2)

IGU

2011年07月02日 23:30



単純な好奇心から、自分の車を使って、閉めきった自動車内の温度を測ってみました。

現在、沖縄は梅雨も開け、夏本番。

週間予報は、この先一週間、晴れ!
32~33℃の最高気温が続くと告げています。

画像:iGoogle用ガジェットを使用 → 沖縄市の天気


閉めきった車内の温度の実測値


晴れた日に、数日測った結果は、次の通り。


ダッシュボード上グローブボックス内足元(サイドブレーキ付近)日付
55℃34℃33℃(6/22)
57℃34℃33℃(6/29)
63℃34℃34℃(7/1)
68℃39℃36℃(7/2)

温度計は、熱帯魚を飼っていた時の物を使用。
店頭で同じ温度を表示しているものを、5本ほどまとめ買いしてあります。
← 写真:メジャー部分をコピペして加工。 破裂に備え、袋に入れてあります。

正確さはアレだけど、ダッシュボードの温度はヤバいですね。
こんなに上がるものなんだ!

グラフの他に、ヘッドレスト部分の温度も測ってみたら、人の頭部付近の高さで40~50℃程度でした。 でも、体感では、サウナのように、もっと熱く感じます。


注:今回の実験では、遮る物の無い屋外に、車を4時間ほど停め、お昼前後に計測しています。


缶スプレーの事故について


今回のネタ。そして温度計を使った調査‥。

実は、このブログを読んで頂いた方の、とあるコメントがキッカケです。
車中に殺虫剤って平気ですか?車内で爆発でも起こしたら・・・ガクブル

(文中で、自動車内に殺虫剤の話を書いてました → 沖縄の、怖い話! 自動車運転編!!

ご指摘を頂き、改めて缶スプレー(殺虫剤)の但し書きを見ると、「温度が40℃以上になるところに置かないこと」とあります。
実際、高温になると、缶スプレーは簡単に爆発するようで、ネットを検索すると事故の話がたくさん出てきます。


気温35℃以上の猛暑日の続く本土では、40℃など、簡単に超えてしまいそうですね。
ブログとは言え、危険な行為を紹介する内容は良く有りません。反省!


でも、実際。 まわりで缶スプレーが破裂した話って、ほとんど聞かないんだよなぁ。

僕自身、自分の車に数年間、殺虫剤の缶スプレーを常備していました。
で、ゴキブリや蚊が出るたびに使っていて、その便利さに感心していたんです。


沖縄の夏の最高気温は、32~34℃


実験は、なぜ、そんな危険な缶スプレーを、暑い沖縄で車内に何年も放置して、大丈夫だったんだろう? 実際、どの程度、僕は危険な行為を知らずにしていたのか? という好奇心と疑問から試したものです。

結果は、僕が殺虫剤を置いていた車内の足元付近は、33~36℃程度で、実際はそれほどの危険は無かったようです。(だいたい、外気温+数度程度の温度でした)

密閉状態でこれですから、窓を少し開けていれば、温度はもっと低いでしょう。(この島では、常に風が吹いています)

沖縄は海に囲まれており、最高気温は32~34℃と、あまり高くないので、大丈夫だったと考えられます。(そのかわり、朝から夕方まで、等しく暑いのですが‥)


今回の結果、閉めきった自動車内では、直射日光が差し込む箇所では、温度が簡単に60℃を超える事がわかりました。 また、上の空間ほど、温度が高いようです。

グロープボックス内も40℃を超える恐れがあるので、中に入れていたスプレー類(ガラスの撥水剤や、ミラーが曇らないスプレー)を別の場所に移しました。

逆に、足元付近は、密閉状態でもそれほど温度は上がりません。

生鮮食品を買い物した時は、座席ではなく、足元に置いておくと、別な店で買い物している間も、温度が上がりにくいかと思います。
 ← 写真:足元に置いたお弁当BOX、保冷剤入り。 炎天下4時間で24℃。


というわけで、実験の結果にホッとするとともに、ブログっていうか、情報を発信するって難しいなぁ。
そんな事を考えた、とある夏の夜なのでした。


PS:個人的には、自己責任で、一度撤収した缶スプレーを車内に戻しました。
でも、やっぱり人には勧められないよなぁ‥。

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