簡単! チップLEDの外し方/打ち替え方法(自作コテ先)

IGU

2017年02月01日 13:43





チップLEDの打ち替えをしたくて、基盤に装着されたLEDランプの取り外しに挑戦してみました。

半田ゴテ2本使って、両方からハンダを溶かせば外せるそうですが、他の場所を溶かしてしまいそうで‥。
そこで、ホームセンターで入手できるパーツを使って自作のコテ先を作ってみました。

材料費は、ざっと1,000円以内。半田ゴテはDAISOの500円の30Wタイプを使っています。

用意したのは、外形4mmの銅パイプと、3mmの銅丸棒。そしてY字タイプの圧着端子です。
以下、写真で。

LEDチップ外し専用コテ先の作り方





DAISOの半田ゴテの先端部分の直径が4mmなので、自作コテ先も、それに合わせます。

しかしY字端子の内径が3.5mmと半端なサイズ。 (厚さが1mmくらいある頑丈なタイプ)

4mmの銅の棒を削って細くするのも、端子の内径を広げるのも、ちょっと加工が面倒。
そこで丸棒とパイプを組み合わせて帳尻を合わせる事にしました。

写真のように、4mm銅パイプに3mm銅棒を差し込んで、その先にY字端子を取り付ける簡単な方法です。




先に3mmの丸棒にY字端子をカシメます。 
今回は圧着端子専用ツールを使いましたが、ニッパーなどで潰してカシメても良いでしょう。

そして、4mmのパイプを被せて、パイプカッターでカット。 これもニッパーで‥ry

1個作るのも、数個作るのも手間は一緒なので、サイズ違いやスペアをまとめて作っておくのがお勧め。
1,000円の材料で、自作コテ先10数個は作れると思います。



チップLEDの打ち替え




YouTube リンク

動画を上げておきました。 まだ手慣れてないので、おっかなびっくりですが(笑

半田ゴテをしっかり温めておいて、LEDにそっと被せると、数秒でLEDが外れます。

専用のコテ先さえ有れば、ホントに簡単な作業です。



今回、LEDを打ち替えたのは、仕事で使っているペンライト。 単4電池3本タイプです。

回路は、2.2Ωの抵抗を介して、6つのチップLEDが並列に繋がれているだけでした。

このペンライト、とても便利に使っているのですが、光が青白すぎて、対象の色彩が良く判らない欠点が有りました。
そこで、高演色Ra94のチップLEDに打ち替えた次第です。

⇒ 超高演色5050 3chip昼白色 LP-WD4TS4C1A-HCRI[1915]


新しいLEDの取り付けは、先に一箇所にハンダを盛っておいて、LEDを固定。 その後、全ての端子をハンダ付けすると簡単でした。

すこし手間取ったLEDは、光り方が悪い気がします。 できるだけ1発で決められるよう、基盤を固定したり手順をシュミレートしておいた方が良いでしょう。




というわけで完成した高演色Ra94のLEDペンライト。

これから、さらに便利に、補修屋のお仕事で活躍してくれそうです!


追記

LEDが放熱板に取り付けられている場合、半田ゴテの熱が逃げて、うまく取り外しができません。

左の画像のLEDは、まったく外せなかったです。 全体を温める等、さらに工夫が必要です。


 

 

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