壊れたiPhone4を自分で修理した話(ドックコネクタの交換)

IGU

2012年02月22日 23:09


▲iPhone4の分解写真。

ある日突然、僕のiPhone4が壊れました(壊したとも言う)。

症状は、母艦のPCに繋いでも認識&充電できないし、iPhone対応のカーコンポに繋いでもエラー‥(No Device)。


‥はぁ~、もう。 ガッカリ‥。
あんな事さえ、しなければ‥。 (壊した理由は、後日、追記予定)



別のネットブックに繋ぐと何とか認識出来たので、iTunesで初期化してiCloudから復元してみましたが、それでも母艦には繋がりません。 (実は、脱獄していたので、修理前提で入獄しました)

ソフトバンクショップに持って行くと、保証期間の一年を過ぎているので、有償修理。(おそらく2万円ちょっとかかるだろう、との事)
沖縄だと、大謝名のウチダエスコさんに持ち込むと、その場で交換等の対応をしてくれるそうです。


2万かぁ、なんか、落ち込みますねぇ‥。

気を取り直して、ネットで調べてみると、どうやらiPhoneは自分で修理するための部品が、豊富に出まわっているようです。
それはもう、表面のガラスから、バイブ・モーター、内蔵バッテリー、カメラのユニット等、かなり多数のパーツがバラ売りされています。
さらには、カラフルなカスタム用の外装パーツまで。

興味深く見ていくと、充電/認識できない等の症状は、ドックコネクタの故障が多いようです。しかもこれは、パーツ交換で修理できると書いてあります‥。

よし、ダメ元で修理してみよう!


今回は四国のあいほん屋さんから、パーツを取り寄せました。 日曜日に発注して、メール便で火曜日に沖縄の自宅に到着。 便利!
価格は1,480円(税込)。 送料200円でした。


※後日、同じようにiPhone5のドックコネクタを交換する機会が有りました。
  ⇒ iPhone5の分解方法のコツと、ドックコネクタの交換!


iPhone4のドックコネクタの交換方法!


まずは工具を用意。
以前、iPhone4のバックパネルを交換した時に、パーツに付属していた五角形ドライバー。

それと、100均で買ってきた精密ドライバーの「+」と「-」。
あと、小さな磁石があると、捗ります。


手をキレイに洗い、おもむろにiPhoneをバラして行きます。 ドキドキしますねー。
分解方法については、海外のサイトを参考にしました。
→ http://www.ifixit.com/Device/iPhone_4



まずは、iPhone下側のビス2本を外します。 そして、裏蓋を上にスライドさせると、内部にアクセスできます。
最初にバッテリーを外しますが、ここでトラブル。 なんと、バッテリーを外すためのタブが、強く引っ張ったら千切れてしまいました(泣)。プラスチックのヘラ等で、バッテリーを起こして外した方が良いみたいです。



分解方法は上記サイトに詳しいので、省略します。
後でわかりやすいよう、部品を外した順番に、ひとつひとつ並べながら作業していきます。

ドックコネクタは、iPhoneをかなりバラバラにしないと外せません。 メインの基盤やスピーカーを外すと、ようやく見えてきます。

無事、ドックコネクタが外れたら、マイク端子のゴムパーツを外し、新しいドックに付け替えます。
マイクの裏側もそうですが、iPhoneの部品は両面テープで部品を固定している箇所が多く(今回のドックコネクタだけで、4箇所)、すべての保護テープを剥がす必要があります。
部品自体はノーマルとほとんど見分けが付かない、まるで純正品のような作りでした。



組立は、小さなネジを落とさないよう、精密ドライバーに磁石を取り付けると、作業が捗ります。

取り付けは、分解よりはるかに難しいです。
なにせ、精密な部品の、全ての位置関係が合わないと、うまく収まりません。 メインの基盤を取り付けるのに、10分ほどかかりました。 (特に、スピーカーとの上下位置関係が、微妙です。 しかるべき順番でないと、絶対収まりません。 ‥ って、そんなの、憶えて無いよう。 泣)




というわけで、なんとか組立に成功。
母艦のPC に繋ぐとばっちり認識しますし、iPhone対応カーコンポでもOK!

念のため、マイクのテストや、音が鳴るか、普通に使えるかも確認しましたが、全て大丈夫なようです。

正直、もう2度とやりたくないですが、壊れたiPhoneを自分で直せること。 そのためのパーツは、簡単に入手できる事がわかりました。 ただ、かなり難易度が高いので、自信が無い人はショップに修理を任せた方が良さそうです。

以上、iPhone4を自分で直したお話しでした。

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